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かざりかんざし職人三浦のブログ

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お誂え帯留め その2

昨日のつづきです。
切り抜いたままではノコ歯のバリがあるのでヤスリで滑らかに表面を整えていきます。
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流水に深みを出すため曲線部分を削り、キサゲと呼ばれる刃物状の道具で更に削り出します。
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先端が丸くなっている金槌でたたき、少し反りを付けていきます。
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いい塩梅に反りました。
銀線で帯締めを通す金具を作りロウ付け作業へと移ります。
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スペースシャトルが大気圏突入した時の映像のようですが、ロウ付け作業中。
バーナーの火を当て過ぎると品物は解けてしまい、今までの作業が全て御破算になります。
極力一発で定位置に付けるように神経をつかう作業。
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ロウ付け後、硫酸に浸けて不純物を取り除き、磨き作業へと移ります。
昔は木炭で磨き上げましたが、現代では人口砥石を使います。漆職人さんも使っている優れもの。
表面が滑らかになると更に磨き粉で手磨き作業へ。根気のいる工程です。。。
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出来上がり!銀本来の乳白色がかった美しい輝きになりました。
観世水文様が銀色に映えますね、喜んでもらるかな。
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by kazarikanzashi | 2012-06-04 23:33 | 仕事場 | Comments(1)
Commented by chaton at 2012-06-06 00:06 x
あのう、依頼した本人です。人生初の誂え帯留にただ感涙。
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