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かざりかんざし職人三浦のブログ

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コウモリ束髪簪

久しぶりに、怠っていた仕事場からの投稿です。
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束髪簪とは一般的に「夜会巻き」と呼ばれる髪型に挿す簪のことをさし、明治以降に流行した髪型に伴い、日本でも作られるようになった洋髪用の簪です。
写真は銀盤に下絵を貼付け、切り廻しの準備が整ったところ。
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透かしはコウモリのみ、切り終わり彫りの部分を毛描いたところ。
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切り抜いた面をヤスリで整形していきます。
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松ヤニに貼付け、雲の図柄を毛彫りで彫金していきます。
減り張りを付けるため、雲の中は梨地文様を入れます。
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続いて丸鎚で簪に反りを付け、緩やかな曲線を持った外観になります。
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仕上げ段階、まずは砥石で磨き上げていきます。
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砥石→磨き粉→艶上げクロスの工程を経て、鏡面仕上げ終了!
銀特有の乳白色に輝く銀簪の出来上がりです。
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銀製の簪はこのような桐箱に入ります。
桐箱は個体で蓋との噛み合わせが異なるため、うちでは簪印の焼印を押しています。
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銀製・コウモリ束髪簪詳細はこちらをご覧ください。
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by kazarikanzashi | 2013-03-27 22:50 | 仕事場 | Comments(0)
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