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かざりかんざし職人三浦のブログ

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能の冠

歌舞伎や能装束の組紐を製作している友人のご紹介で、能で使う冠の手直しの依頼を受けました。
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先日、神楽坂にある矢来能楽堂へ出向き、能楽師の方からお預かりした「天冠」
実際使うときには、この周りに煌びやかな装飾品が取り付けられます。
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手直しするのは紐を通す穴にハトメ金具を取り付けるだけなのですが、取り扱いには気を使います。
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時代がかったように金具をくすんだ色合いにします。手前が加工前のもの。
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取り付け後の状態。それほど複雑な修理ではないのですが、いろんなご縁から普段触れることができない貴重な経験をさせていただきました。
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実は数年前にも一度同じ修理を受けて、初めて能楽堂に訪れた時のことをお話しします。
その日は年に一度の陰干しの日らしく、能楽堂内に装束や面を並べ、点検をする日でした。
能楽師の方がご丁寧に面ひとつひとつの説明をしてくれて、大変勉強になりました。
その時撮ってきた写真です。
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目と歯が金色に塗られたものは人間ではなく亡霊や幽霊なんですって。
その他にも、鬼になる途中の顔や、酔っぱらいの顔や、男をだます女の顔などなど。。。
お宝品も含めとても興味深い体験ができたことを思い出します。
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by kazarikanzashi | 2013-04-11 10:03 | 仕事場 | Comments(0)
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