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かざりかんざし職人三浦のブログ

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カテゴリ:錺かんざしとは( 2 )

錺簪について

錺簪とは、金属の板や線を糸ノコで切り、ヤスリ掛け、彫り、打ち出し、ロウ付け(溶接)などの、技巧を凝らして作り上げる簪のことをさし、使い込むほどに風合いが増していくのが特徴です。

簪の歴史的な起源は生命力豊かな自然の草花には悪いものから身を守る力があるとされ、髪に挿したのがはじまりでした。

単純に髪を飾るものではなかった簪は時代と共に進化し、日本髪が結われるようになる江戸時代に脚光を浴びるようになり、江戸後期には錺職人衆が腕を競い合うほどの全盛期となりました。

細工のモチーフにされるものは、動植物を中心とする他、歳時記を見立てた粋なもの、吉祥性をもつ意匠など、小さな飾りの中には物語りがあり、男性から女性への贈り物や、親から子へと代々引き継ぐ宝物として使われるようになりました。

女性の髪を美しく彩ってきた簪は日本の文化となり、私も錺職四代目として、この文化を代々引き継いでおります。箪笥の中に眠っている古くて壊れてしまった簪の修理や修復、ご要望に応じたお誂え品のご注文も承ります。

■耳かきについて
簪の先端部分は耳掻きと呼ばれるが、実際に耳掻きの用途の他、現代のように毎日洗髪ができなかった日本髪の時代だったため、頭皮を掻いたり髪を整える道具としても使われていた。

また幾度と贅沢禁止令が出された時代に、かつての錺職人たちが言い逃れとして、簪の先端に耳掻きを付け「これは装身具ではなく道具である」と主張し、そのなごりによって最終的にこのデザインが定着されたともされている。
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by kazarikanzashi | 2012-04-01 14:45 | 錺かんざしとは | Comments(0)

かんざしの語源

このブログのアドレス名にしたkazashi(かざし)についてですが、
kanzashiの「n」の字を抜いてしまった訳ではなく、これには意味があるのです。
簪の歴史は古く自然の草したのがはじまりで、
幸いを願う呪術的行為に使われ、やがて造花で作られた飾りのことを挿頭華と呼ぶようになりました。
様々な季節を乗り越え、実や花となる草花の生命力に祈りを込めて髪に挿したとは、
日本人ならではの美意識なのでしょう。
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by kazarikanzashi | 2012-04-01 14:37 | 錺かんざしとは | Comments(2)