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かざりかんざし職人三浦のブログ

kazashi.exblog.jp

カテゴリ:仕事場( 132 )

かんざし製作その2

夫婦玉簪の続きです。足先が整って次はロウ付け作業に入ります。
耐火煉瓦の上に並べロウを盛ったところ。
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まずは松葉の状態に足を付け、次に葉をロウ付けしていきます。
この簪は簡易的な作りのものなので葉は既製品のパーツを利用します。
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出来上がった時を想像しながら葉を一枚ずつ付けていきます。
ピンセットで部品を持ちバランスを見ながら付けます。
火を当て過ぎると解けてしまうので神経を使う工程。
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左右に葉が付きました。この後は先端に玉を挿す鋲を同じようにロウ付けします。
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ロウ付け後、薄めた硫酸液にしばらくつけ込み不純物を取り除きます。
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硫酸から取り出し洗浄後、足の根元と首部分を少し湾曲させます。
ここがポイント!ただの真っ直ぐな棒状では素っ気ないものになってしまいます。
程良くしならせることにより、艶っぽい品物となります。
この後はメッキを付けます。メッキだけは専門職なので外注加工します。
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by kazarikanzashi | 2012-04-22 18:17 | 仕事場 | Comments(0)

かんざし製作その1

私の仕事場を紹介します。
本来リビングのところに畳3枚を敷き日々かんざし作りをしています。
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たたき彫りをする金床。丸太の凹んでいる部分に花や葉の部品を置き金槌でたたいて膨らみを作ります。これも道具のひとつ。
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切り回しやヤスリがけをする作業台。糸ノコは長い物が切れるように懐を深くした自家製。
祖父・父と代々引き継いでいる大切な道具。
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ロウ付けの作業台。父は最近は簡単な作業しかやらなくなりましたが、二人並んで仕事をしています。奥に見えるのはガスバナーのコンプレッサー。現在市販のものは小さくて音も静かなものがありますが、まだまだ現役で頑張っています!空気圧が少なくなるとバタバタとすごい音を出し吸引し始めるのですが、私が生まれる前からある代物。この音を聞いて育って来ました。
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今日は夫婦玉簪の製作にかかっていました。珊瑚や天然石が二つ寄り添った姿を夫婦に見立てたのでしょう。昔からあるデザインです。
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甲丸(断面が蒲鉾形)と呼ぶ針金をヤスリがけします。
目が粗いものから目の細かいヤスリで足先を整えていきます。
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次はロウ付けの作業へと進みます。続きはまた後日。
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by kazarikanzashi | 2012-04-21 00:33 | 仕事場 | Comments(0)