先日の続きです。
今回の小旅行(笑)こちらが鷹匠さんに依頼された鈴の型見本。
鷹の尾羽に取り付けるもので、一見愛らしくも見えますが古典的で洗練された造形です。
鷹匠さんのもとへ伺う前に立ち寄ったのがこちらの手打ちそば屋。
櫛かんざし美術館を出たのが昼過ぎだったので、まずは腹ごしらえ。
雰囲気のあるいい店でした。天ざる美味かった〜!
街道から少し上がり、沢に架かる橋を上ると鷹匠さんの家はありました。
何となく閉鎖的でミステリアス。。。鷹と暮らすためにこの地を選んだとか。
鈴にもいろんな種類があるそうです。大きさも其々あり音の高いものから低いものまで。
以前は道具も取り揃えて、ご自分でも作っていたそうです。かなり器用な方のようです。
こちらは鈴と一緒に着ける共鳴板のようなものでしょうか?
素材は60cm以上の大きな鯉のエラ骨を使って作るそうです。隣はべっ甲製
かつては貴族や大名の間で盛んに行われた鷹狩り、使う道具にも拘っていたのでしょう。
同行した組紐屋さんが依頼されているのは鷹を結ぶ綱に付ける房付きの組紐など。
この方も能や歌舞伎などの他、お寺関係の組紐を専門に手掛けている素晴らしい職人さんです。
こちらは鷹が暴れないように目隠しをする頭巾。このものだけでも工芸品ですね。
庭には鷹が数匹飼育されていましたが、デリケートな動物なので写真は遠慮しました。
変わりに鷹匠さんが描いた作品を撮らせていただきました。
今回お話を聞かせていただいたのは、鷹匠のお師匠さんとお弟子さんの女性鷹匠さんのお二方でして、ブログアップのお断りを伺ってこなかったので、敢えてお名前は伏せさせていただきますが、お二方とも鷹匠界ではかなり著名な方々です。
興味深いお話有り難うございました、理想の鈴が出来るように頑張りたいと思います!