銀製かんざしの紹介。
銀板に図柄を貼り付け、飾り部分・足部分全てを糸ノコで切り抜き、ヤスリがけ・彫金・ロウ付けの工程を経て、手磨きで仕上げて作ります。
メッキの銀色とは違い、銀本来の乳白色がかった色合いは生地仕上げならではの輝きです。
受注生産 価格見直し中■銀製・心に錠簪 全長140mm
江戸時代のデザインを復刻したもの。心という字に錠前の意匠、すなわち「心に情をかける」という洒落。心変わりしない祈りがこのふたつの飾りだけで表現されています。
アクセサリーが無かった時代、告白の道具として使われたのでしょう。

■銀製・三階松簪 全長140mm
簪のルーツは自然界の草木を頭に挿したのがはじまり。一年中緑を絶やさず生きている松や榊などの常緑樹には神秘の力があるとされ、髪に挿すようになりました。
簪には魔除けの役目があるのです。この簪は原点ともいえる意匠です。

■銀製・勝ち虫簪 全長140mm 羽根左右28mm(とんぼシルバーキャスト製)
とんぼは後退りせず一直線に獲物を捕らえる姿から勝ち虫と呼ばれるようになりました。
戦国時代にはその習性に祈りをこめ、武具の飾りとしても使われています。
前に進んで勝利を勝ち取る。どんな時代でもポジティブな思いは大切です。