お好みの図柄でオリジナル簪を製作します。
今回の依頼は「銀杏に千鳥簪」の製作工程をご紹介します。

まずはお客様との打ち合わせで、どのようなタイプにするか提案します。
今回は一枚板を切り抜く「平打ち」ではなく、簪の上に飾りが乗るタイプということで、
ふたつの図案を描き起こしました。Aは千鳥を透かす案、Bは千鳥が銀杏に乗る案。

下絵を見ていただき、決まったのはA案の銀杏に千鳥が透かしてあるタイプになりました。
改めて清書した図柄を銀板へ貼り付け、まずは切り回しの工程です。

簪本体も同じように下絵を銀板に貼り付け、切り回しが終わったところ。

ふたつの飾りが切り終わり、表面・側面をヤスリで整えていきます。

ヤスリがけが終わった状態。滑らかな質感になりました。

銀杏に細かい葉脈の彫りを入れ、自然な質感を出します。

更に銀杏に立体感を出すため、金槌でたたいて反りを付けます。
簪本体に差し込む金具をロウ付けし、合わせた状態。

これから仕上げの工程。目の粗い研石から細かいものへと徐々に磨き上げていきます。

最後は磨き粉をクロスで仕上げて銀本来の光沢を出していきます。
葉脈の彫りと千鳥の透かしが良いコントラストになり出来上がりました。